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リノベーションで元気に暮らせる暖かい家作りを一緒にしませんか

date_range2022-9-27

こんにちは。神戸市須磨区でリノベーションをしていますライフデザインの中島です。
    

「冬は寒いものだ」「うちの家は寒いのよ」と冬の寒さに耐えるのが普通になっていませんか?

リノベーションで住んでるだけで元気になる、暖かい家にしたいと思いませんか。

今回は暖かい家は元気に暮らせる、日本のお家は断熱リフォームが必要というお話です。

     

暖かい家は寿命を延ばす

冬、暖かい部屋に入るとほっとしませんか?

最近の研究では住宅の温かさが頭と体の健康に直結することが分かってきました。

日本の住宅は欧米の先進国に比べ極端に遅れています。

住宅に手を加え健康を守りたいですね。

健康を守る最低室温は冬でも18度以上にすること。
16度を下回ると感染症などの発症や転倒、ケガのリスクが高まります。

12度未満は頻尿リスクが5倍になるそうです。

室温は脳の若さにも影響するそうです。

温かい家では入眠がスムーズで、睡眠時間が延びます。

また、断熱の高い家に住むことで様々な症状に改善がみられるようです。

ほぼ無断熱の家から、そこそこ断熱された家に引っ越した人を対象にした調査では、気管支喘息、のどの痛み、手足の冷え、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの八つの症状について明らかな改善が見られたそうです。(近畿大学岩前教授ら)

温度差で症状緩和
断熱性が高いと様々な症状が改善される

12度以下の環境で寝ている子供の喘息の発症率が高く、室温を1度上げるごとに咳の症状が改善するという報告もあります。

住宅が寒いと健康を損なう

諸外国では過度な寒さは基本的人権を侵害しているという認識があり、だいたい18~23度の規制があるそうです。寒い家に住んでいる人の保険料は病気のリスクが上がるため掛け率が上がりやすいそうです。

日本では今まで室温に対して全く目が向けられてこなかったのですが、最近になってSDGsと叫ばれるようになってようやく国も動き出し、断熱改修等に助成金が出るようになってきました。

※下記URL参照

SII:一般社団法人 環境共創イニシアチブ|事業トップ(令和4年度 次世代省エネ建材支援事業)

(他にも助成金は色々とございますのでお問合せください)

厚労省の統計によると、住宅内で何らかの事故で死亡した人の4割が浴室での溺死だそうです。脱衣場や廊下が寒い家に住む人は、お湯に長く浸かる人が多く、入浴中に体温が上がりすぎ、意識レベルが低下してしまい、事故につながりやすいようです。

また、冬場暖房の効いた居間と、冷えたままの廊下やトイレなどとの温度差は、戸建ての場合で平均15度ほどあるといいます。寒い家では夜間頻尿のリスクが上昇するようです。トイレやお風呂に行こうとして心筋梗塞になるヒートショックを起こす危険があります。実は、義父もこのヒートショックで亡くなりました。未然に防げなかったのが悔やまれます。

脱衣場の平均室温を比較すると12度と14度のたった2度の違いで、健康寿命に4歳も開きがでるそうです。

日本の住宅では断熱性を上げないといけないといけないことが分かりますよね。

(断熱とは冬は外に逃げていく熱を、夏は内側へ入っていく熱を断つことです)

日本の家屋は断熱性が低い

住宅の断熱性能を表す指標に「UA値」というものがあります。数値が小さいほど性能が高い(保温性がある)ことを表し、2016年改正の住宅省エネルギー基準はUA値0.87(温暖ね地域の基準)です。

鉄筋コンクリートのマンションでは角部屋や最上階が外気に面する壁体が多いため、熱が逃げやすいです。

室内の熱はどこから逃げていくか 

これは大阪にあるLIXILのショールーム『LIXIL快適暮らし体験 住まいStudio-OSAKA-』に行った時の、断熱性の違いです。サーモグラフィで一目瞭然。(電気代の違いまで表示されていました)

リフォームによる断熱性の違い
LIXIL快適暮らし体験 住まいstudio-OSAKA-でのリフォームによる断熱性の違いを体感

これは当社で実施した特殊なカメラを使って、どこから冷気が来るかを視覚的に診断し、結露や体感温度、遮熱・断熱、防音などを調べる窓診断の画像です。

窓診断
リフォーム前とリフォーム後の窓診断の結果

 お伺いしたお宅は静かな住宅街でしたので騒音の診断はしませんでしたが、やはり窓の冷気はくっきり映りました。

手っ取り早く、そしてできる限りコストを抑えて断熱性を高めるには窓を二重にする『内窓』がお勧めです。

断熱_内窓設置
内窓設置(窓が2重になっています)

内窓を入れることで断熱性の低い住宅でも、今の最新の住宅に近いぐらい断熱性能が高まります。

既存のアルミ製の窓に樹脂製の内窓を付けると熱を通しにくくなります。

寒いのを我慢してはいけない

医療費軽減、健康改善効果まで計算に組み込むと、「16年で改修工事費およそ100万円が回収できると言われています。

寒くない家というのは、室内で動き回ることが億劫でなくなるため、活発性が増します。いつも通り動くことで足腰の筋肉が鍛えられるため、筋肉量も維持されやすくなります。

断熱リフォームをすると真冬でも床暖房が必要ないほど床が温かく感じます。

断熱の不十分な家では足元と頭の温度差が4度以上になると不快に感じることが多いです。

上下の温度差
暖かい空気は上に行く。
断熱が不十分だと足元と頭部で温度差が生じる

具体的に何をしたらいいの?

断熱性能を上げるためには

1)家を丸ごと外側の外壁、サイディング等をめくり魔法瓶のように外側から囲う方法

2)部屋1室だけ断熱する方法

3)開口部窓を断熱窓に変える、またインナーサッシュを室内側から取り付ける方法(1番簡単です)

気を付けなければいけないのは、昔の住宅はグラスウールという断熱材を使用することが多く、工事等で解体してみると中が湿気ていたり、隙間があいていたりということがよくあります。この場合、ほとんど断熱性はないのと同じなので、窓を改良しても効果は少ないです。ですが家の中で1番寒いのは窓なので室内窓等を取り付けることで一定の効果はあります。
       

今回は暖かい家は元気に暮らせる、日本のお家は断熱リフォームが必要というお話でした。具体的な方法については次回ご案内させていただきます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
      

参照文献等:文春ムック『週刊文春 暖かい家は寿命を延ばす』2019、LIXIL快適暮らし体験 住まいStudio-OSAKA-

ご相談・お問い合わせはこちらからhttps://www.reform-life.com/contact/

弊社の施工事例はこちらからhttps://www.reform-life.com/works/

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