こんにちは、ライフデザイン中島です。
先月、娘が日本舞踊の流儀の会で南座に出演しました。
娘は高校三年生で受験生でもあったため、出演を悩んでいましたが家元の襲名というなかなか機会のない舞台だったので、思い切って出演することにしました。
コロナの感染予防のため、二部制で、第一部は京都の芸妓さんや舞妓さんが出演され、第二部では流派のお師匠さんや、名取さん達の出演でした。
娘が出演した演目、長唄「汐汲」は須磨に流刑された在原業平が多井畑村の村長の娘である2人の姉妹を恋人にしたのですが、業平は流刑先から京都に戻ることになり、居なくなってしまった業平を待ち続ける姉妹の踊りです。
途中で着物を脱いだり、三つに広がる傘を持って踊ったりと、とても華やかでした。
このお話の舞台となった多井畑村は私の出身で、家の近くには村長の姉妹のお墓や姉妹が鏡の代わりに使った井戸など、ゆかりのあるものがあり、縁を感じました。
また、京都の芸妓さん達の踊りも見ることができました。とても華やかで、客席にも芸妓のご贔屓さんが、舞妓さんや芸妓さんを連れて座っていて、普段みることのない花街の空気感を垣間見ることができました。
とても貴重な体験となりました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。