こんにちは。
ライフデザインの中島です。
書斎の演出で大切なこととしてカラー効果がありました。
今回のコラムでは、
書斎に適した照明について電球の色、
気をつける配置などについて解説します。
最近はLED電球が一般化し、
機能的でモダンなデザインの照明が増えました。
そんな理想の機能が備わった照明についてもご紹介します。
色彩の影響は、壁紙やインテリアだけではありません。
忘れがちですが照明の発色は、実はとても重要な役割を担っています。
照明が明るすぎたり、
パソコンの画面に反射するとギラギラとして目が疲れるばかりか、
片頭痛を誘発してしまうこともあるようです。
そのため、書斎の照明は目に優しく、
そしてPCモニターに反射しない位置に
レイアウトするのが良いでしょう。
書斎に最適な照明の色とは?
書斎づくりでは、
インテリアの色調、
壁の色などのカラー効果が
大切だとお話ししてきました。
同時に大事なことがもうひとつあります。
たとえば、
ダイニングは
家族が食事をするところです。
したがって、照明は食事がおいしくみえるような効果がある、
明るい色合いを選ぶことが基本になってきます。
食欲がわきやすい色合いと減退する色があるのです。
照明と食欲の関係は密接だと言われています。
リビングでは、
家族が集い、
本やテレビを観ることを考え、
できれば明るい白昼色と
大人がリラックスできるような
間接照明の二段階の演出がおすすめです。
では、書斎には、
どんな色の照明が適しているのでしょうか。
落ち着いて読書をしたり、
趣味に集中したり、
リラックスしたいという目的が多い書斎では、
昼光色より昼白色の電球がおすすめです。
昼光色と昼白色には、
どのような違いがあるのでしょうか。
その違いについてご説明しましょう。
昼光色とは、
色温度が約6,500Kで太陽光より青味が強く、
クールで爽やかな発色と
すっきり鮮明な印象を放つ光です。
人によっては、
その明るさが
ギラギラとした感じを受ける人もいるようです。
昼白色は、
色温度が約5,000Kで、
太陽光に近いと言われる
マイルドで自然な感じがする光です。
書斎には、
柔らかい発色の昼白色をメインの照明にすると落ち着けるでしょう。
さらに「電球色」と言われるタイプもあり、
こちらは色温度が約3,000Kで
暖かみのある色合いが特徴です。
この照明だけでは、
読み書きをするにはやや暗いので
間接照明に適しています。
一般的には、
穏やかな色でよりリラックスできるため、
ダウンライトとして好まれています。
書斎の照明はどこに付ける?適した配置とは?
照明の色が決まったら、次は配置です。
全体を照らすメインライトと
手元を照らすパーツ照明を
うまく使い分けましょう。
書斎では、パソコンを使うことも考えられるので、
PCモニターに照明が映らないように工夫するのも大切です。
画面に照明が映りこむと目がチカチカしてきて疲れてしまいます。
照明の配置で一番重要なのは、
目に優しく疲れにくいようなレイアウトをすることです。
まずは、全体照明に昼白色を使い、
パソコンの画面に反射しないような位置に取り付けます。
そして、優しく照らす「電球色」を間接照明として分散させましょう。
手元だけを照らしたいのなら、
置くだけのコンパクトなワイヤレスタイプのライトもあります。
照明に気を配ると、
目だけではなく頭も疲れにくくなると言われ、
メンタルな部分にも良い影響があるようです。
リラクゼーションできる部屋に
照明で工夫することで、
ますます書斎がお気に入りの空間になるのではないでしょうか。
照明の理想の機能とは?
今は照明もLED電球が普及し、
省エネ効果や
目への優しさにも配慮ができるようになりました。
最近のテクノロジーでは、
全体照明にリモコンを使用して
手元で点灯や消灯できるのはもちろんですが、
機種によっては
5段階ほどの調光もできるようになりました。
その日の体の状態や気分に会わせて、
照明の強さの度合いをリモコンひとつで変えられるのは
とても便利です。
理想の機能と言えるでしょう。
調光できる場合、
目が疲れたな…と感じた時、
調光で暗くできるのは魅力です。
常夜灯にスイッチすると
ダウンライトと同じような落ち着いた光になり、
リラックス効果もあります。
インテリアや空間へのこだわりがある方は、
照明のデザインも個性的な物を選びたいのではないでしょうか?
書斎はプライベート性の高い空間であるため、
家族みんなではなく、
自分の好みを反映しやすいのも魅力です。
シンプルにまとめた空間で
照明に個性を持たせると、
その存在感がぐっと増します。
シーリングライトやペンダントライト、フロアライト、テーブルライトと
アイテムも多彩です。
理想的な機能とデザインを兼ね備えたライトを選んで、
憧れの書斎を目指しましょう。